写真は原爆被災前の羽田別荘 ※ クリックで拡大します。
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羽田別荘の歴史 |
羽田別荘は「お客様に
自分の別荘のような気分を味わって頂きたい」という想いを胸に、
創業者・羽田謙次郎が1900年に創業致しました。 「商売は工夫なり」を信条とする謙次郎は、隣接する田畑や万花園を 手に入れ、庭内には小動物園をつくるなど、地域の皆様の憩いの場と して親しまれておりました。
芸能・娯楽にも造詣の深かった謙次郎が、ひときわ力を入れておりましたのが「羽田別荘少女歌劇団」です。
大正7年に始めた劇団は、多い時には50余名の団員を数え、東京・大阪をはじめ、台湾、満州にも公演に行っておりました。
昭和20年の原爆によって、建物は池と石組みだけを残してすべて失われましたが、昭和23年頃から少しずつ再建を図って参りました。
戦後、半世紀を経た今日、時代の変化と共に周囲の景色も様変わりしましたが、激動の世の中にあって、「人々が心からくつろげる場を提供したい」という謙次郎の想いを今も受け継いでおります。
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